熱中症を予防するには、十分に休憩を取りながら作業を行っていくことが大切です。こちらの記事では、現場での作業中止を判断する基準について、WBGT値を用いて解説します。
WBGT(Wet Bulb Globe Temperature:暑さ指数)とは、熱中症の予防を目的として世界的に用いられている指標です。厚生労働省のガイドラインでは、作業の強度や暑熱順化(暑さに対して体が慣れている状態)に応じてWBGTの基準値が示されています。
これらのWBGT基準値を超える場合、特に「基準値よりも4℃高い」といった場合には、原則として作業を中止し、涼しい環境に移動させることが推奨されています。
重作業や極めて重い作業の場合には体の熱負担が大きくなります。この場合には、WBGT値が上記の基準に達していなかったとしても休憩を取ることが求められます。例としては、重作業においてWBGTが26℃を超える場合には、作業中止や制限の検討が必要となってきます。
また、まだ体が暑さに慣れていない作業員においては、より厳しい基準で運用することが大切です。
熱中症を防ぐには、十分な休憩を取ることも必要です。そのため、作業開始のタイミングは現場のWBGT値が基準値を下回った時や作業者の体調が休憩や水分補給・冷却などにより回復した場合とされています。また、WBGT値ごとに推奨されている休憩時間は以下の通りとされています。
ただしこれらの数値は目安であり、それぞれの作業環境や体調、体が暑さに慣れているかどうかなどさまざまな面を考慮しながら柔軟に対応することが大切です。
WBGT値をもとにした作業中止の判断基準について解説してきました。基本的にはWBGT値に合わせながら作業中止の判断を行っていくことが望ましいといえます。しかし、やむを得ず作業を続ける必要がある場合には、単独作業にならないように注意する、体を冷やすための設備を整えるなどしっかりと対策することが必要です。
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