工場内の熱中症対策には、スポットクーラーを導入するもの一つの手段。ここでは、スポットクーラーのメリット・デメリットや、主な製品、導入事例などをご紹介します。
スポットクーラーとは、キャスター付きで動かせる少人数用クーラーのことです。必要な場所へ移動して、作業員や機器を効率的に冷却することが可能です。大がかりな工事も必要なく、全体空調に比べてランニングコストもかかりません。
ただし、本体に冷風の吹出し口と排気口を備えており、排気口からは熱い空気が排出されます。このため、設置する場合は、ホース上の延長排気ダクトなどを別途用意し、室外に排熱することが必要です。 吹出し口を2つあるいは3つ搭載しているタイプや、首振り機能を備えているタイプ、空気を冷却する際に発生する水を溜めておくドレンタンクがあるタイプ、水分を水蒸気として排気できるノンドレンタイプなど、さまざまな種類があります。
施工不要で、コンセントさえあればすぐに導入できるスポットクーラーです。独自の2段階冷却方式で、排熱を出さずに効率的に冷却。ドレン水排水作業も不要で、1日1回の給水で丸一日稼働することができます。キャスター付きで移動も簡単です。
型式 | ZEA186101 |
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周波数 | 50Hz/60Hz |
風量 | 370/450 ㎥/h(強) |
消費電力 | 140W/180W |
連続使用時間 | 9時間 / 8時間 |
質量 | 41kg(タンク空状態) |
電源 | AC100V(50/60Hz) |
1口、2口、3口タイプや、ワイドレンジタイプ、ポータブルタイプ、ハンディタイプ、シーリングタイプなど、さまざまなタイプをラインナップしています。中でも「防雨型クールスイファン1口自動首振りタイプ」は、防水規格IPX4に適合。周囲温度18~45℃まで使えます。
冷房能力(50/69Hz) | 2.2/2.7kW |
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消費電力(50/69Hz) | 100V機種:0.84/1.04kW 3相200V機種:0.89/1.16kW |
電気料金 | 100V機種(50Hz)22.7円/h 3相200V機種(50Hz):12.0円/h |
半透明5Lミニドレンタンク | ドレン水量は1時間に約250mL |
強風とハイパワーな冷却能力を兼ね揃えた大風量スポットクーラーです。大型倉庫、大型工場、コンテナ・トラックの積み下ろし作業現場など、環境改善が困難な場所でしっかりスポット冷却が可能。大型キャスター付きなので、移動も簡単です。
電源 | 三相200V 50/60Hz |
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冷房能力 | 8.3/10.0kW |
電流 | 12.0A/13.2A |
消費電力 | 3070W/4000W |
タンク容量 | 25L |
定格出力 | 2.2kW |
作業者の近くで直接冷却できる点、移動してどこでも使える点、大がかりな工事が必要なく、スムーズに導入できる点などメリットが多いスポットクーラー。空間全体を冷却する能力がない上、多くが27~35℃程度の環境でしか効果を得られない点などデメリットもありますが、「作業者や製品をピンポイントで冷却したい」「電気代を抑えて導入したい」「屋外での作業などにも使いたい」といった工場・現場にはおすすめです。
こちらのページでは、適用温度や接続時間、大・中・小の空間ごとに適した製品を紹介していますので、自社の工場にあった熱中症対策をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
「大空間であっても個人を十分に冷却できる」という熱中症対策の新たなソリューションとして注目を集めているのがチラー水冷式身体冷却システム「COOLEX」。7~20℃の冷水をホース通して専用ウェア内に循環させ、酷暑現場であっても防護服を着ていても作業者個人をしっかり冷却します。同時に複数人を冷却できるシリーズ「COOLEX Multi」もラインナップ。当調査チームはこの「COOLEX」に注目し、商品の詳細や実際の導入事例について取材してみました。
・第36回 ものづくり ワールド [東京]
2024年6月19日(水)~21日(金)
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2024年07月24日(水)~26日(金)