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【管理者向け】「工場 熱中症対策」ギモン解決BOOK ~Ne-Ketsu(ネッケツ)~ » 工場の熱中症対策【事例集】 » 溶接現場

溶接現場

一口に「工場」といっても、業種によって業務内容や作業環境はさまざまです。熱中症を予防するなら、その工場の課題をしっかり把握した上で、適切な対策をとりましょう。ここでは、溶接現場におすすめの熱中症対策と、実際の対策事例をご紹介します。

目次

溶接現場における熱中症対策の課題

溶接現場
  • 防護服や防塵マスクを着用しているため、熱がこもりやすい。
  • 溶接不良になるため風による対策ができない。
  • 金属を冷やしたくない。

溶接とは、金属を溶かして接合すること。溶接現場では常に火花が飛び散っている上、粉塵・ヒュームが発生するため、防護服や防塵マスク、顔や首を守る溶接頭巾などの装着が欠かせません。しかも、風が当たると、溶接のガスがぶれてバーナーの火が思わぬ方向に動いてしまったり、溶接の品質低下を招いてしまったりするため、風による対策も困難です。このため、作業から発せられる熱と相まって、夏場は数十分作業しただけで滝のように汗が出てくるほど暑いようです。

工場内だけでなく、場合によっては建設現場など屋外で溶接を行うこともあります。この場合は、外気温による暑さと溶接で生じる熱で、さらに熱中症リスクが高まってしまうでしょう。 溶接現場で熱中症を予防するためには、こうした状況を踏まえて、適度な休憩と水分補給を行う、風が発生しない空調設備を導入するなど、対策を行わなくてはなりません。

溶接現場の熱中症対策で押さえておくべきポイント

溶接現場での熱中症対策は、作業の安全性を確保するために極めて重要です。まず、作業環境の温度管理が不可欠です。日陰や風通しの良い場所で作業を行うように工夫し、スポットクーラーやファンを活用して現場の温度を下げましょう。次に、適切な水分補給を促すことが大切です。定期的な水分補給を習慣づけ、スポーツドリンクなどで失った塩分やミネラルの補給も忘れず行います。

さらに、休憩時間の確保もポイントです。定期的に休憩を取り、冷房の効いた場所や冷却シートを使用して体を冷やす工夫をします。また、保護具の最適化も重要で、通気性の良い溶接服や冷却ベストを着用し、体温の上昇を抑えます。従業員の意識向上として、熱中症の初期症状や対処法についての教育を行い、危険を早期に察知できるようにしましょう。これらの対策を講じることで、溶接現場における熱中症のリスクを効果的に減らすことが可能です。

溶接現場に向いている
熱中症対策(設備やウェア)は?

主な熱中症対策の中で、上記のような課題を抱える溶接現場に向いている設備やウェアはどれなのか、リサーチしてみました。

種類 冷却効果 溶接現場に向きor不向き?
設備

全体空調・大型エアコン

20~45℃

△
  • 防炎作業服を着ていると効果が薄い
  • 熱風を送風してしまう可能性も

ゾーン空調

20~45℃

△
  • 防炎作業服を着ていると効果が薄い
  • 熱風を送風してしまう可能性も

スポットクーラー

25~55℃

○
  • 地下水を利用し非常に冷たい空気を送風
  • 排熱が無いため気温上昇が防げる

ミストファン

20~40℃

△
  • 防炎作業服を着ていると効果が薄い
  • 熱風を送風してしまう可能性も

冷風扇・冷風機

20~40℃

△
  • 防炎作業服を着ていると効果が薄い
  • 送風が薬品等に影響を与える可能性も

チラー水冷式身体冷却システム

25~55℃

◎
  • 防炎作業服の中を半永久的に冷却
  • 風が発生しないので薬品等への影響なし
ウェア

保冷材・ドライアイス付きウェア

20~55℃

○
  • 防炎作業服の下に着ることも可能
  • 風が発生しないので作業への影響が少ない

ファン付き作業服

20~40℃

△
  • 防炎作業服との併用が難しい
  • 送風が作業に影響を与える可能性も

氷水式ウェア

20~40℃

○
  • 防炎作業服の下に着ることも可能
  • 風が発生しないので作業への影響が少ない
編集チームより
送風なしで冷やせるチラー水冷式身体冷却システムがおすすめ

熱を加えて作業を行うため、危険と隣り合わせの溶接現場。しかも、火花から身を守るため、防護服だけでなく、顔や首を守る溶接頭巾をかぶり、その上にヘルメットなどをかぶらなくてはなりません。まさに汗だくで、防護服の中はサウナ状態と言っても良いでしょう。 溶接現場における熱中症対策では、風を発生させてはいけないため、風が出ない、作業者個人をピンポイントで冷却できる設備を導入するのがおすすめです。 チラーで作った冷水をウェア内のチューブに循環させるチラー水冷式身体冷却システムなら、風が出ない上、防護服の中で作業者をピンポイントに冷やすことが可能です。空調服のようにファンでウェアが膨らまないため、作業がしやすい点も魅力です。外気温の影響を受けることなく、40~45℃の環境下でも10℃の冷水を作り出せるので、今まであきらめていた溶接現場でも確かな冷却効果を実感することができるでしょう。

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溶接現場の熱中症対策事例

ここでは溶接現場の中で、実際に熱中症対策に成功した例をいくつかピックアップ。チラー水冷式身体冷却システムを導入している鎌倉製作所COOLEXの事例を一部ご紹介します。

人は冷やしても金型は冷やさない

神鋼ファブテック株式会社

押出用の金型を溶断・溶接し補修する現場では、加熱した金型を冷やさないようにしているため、スポットクーラーを設置していても休憩時しか使用することができませんでした。2週間のトライアルを実施した上でCOOLEXを導入。おかげで夏場の作業環境を改善することができました。溶接の火花が心配でしたが、スパッタカバーがあるのでその点も問題になっていません。何よりも、作業員は冷やしても金型は冷やさない点が気に入っています。今後は1台のチラーで複数名冷やせるように、分岐ホースの導入を検討しています。

参照元:鎌倉製作所COOLEX公式HP
https://coolex.jp/case/神鋼ファブテック-株式会社神戸製鋼長府製造所様/

設置場所を工夫しながら運用

産業振興株式会社

造塊地金の切断を行っている屋内作業現場では、夏場の室温がかなり高くなる上、火花の飛散もあり、肌着を含め綿及び難燃・非溶融性素材を着用しなくてはなりません。一方、屋外で作業を行う鉄屑切断現場では、切断作業からの熱以外に直射日光を浴びるので非常に暑い状況でした。暑さ対策は積極的に取り組んでいたものの、粉塵や火花を巻き込む危険から、風を使う商品では対策が出来ません。そこで、COOLEX-1を導入したところ、冷却効果は良好。ホースやチラーの設置場所を工夫しながら運用を行っています。

参照元:鎌倉製作所COOLEX公式HP
https://coolex.jp/case/産業振興株式会社-様/

連続作業時間の延長にも期待

東南精機株式会社

金型からの熱を受け続けながら作業を行う金型補修の溶接作業。非常に暑いにもかかわらず、作業上、風を嫌うため、送風機やエアコンは使用できず、暑さ対策に苦慮していました。COOLEX-1の導入をする際には、デモ機を使用し実際の現場でテストを実施。作業者3名で行いましたが、いずれもしっかりと冷却効果を感じたそうです。現在は、ウェアを5着購入し、作業者ごとに支給。作業者の体温上昇を防ぐことはもちろん、現在30分が限界となっている連続作業時間の延長にも期待しています。

参照元:鎌倉製作所COOLEX公式HP
https://coolex.jp/case/東南精機株式会社-様/

リュック式で背負いやすく効果的に冷却

有限会社ミスギ

同社はかくはん機を製造しており、溶接作業場で従来の空調服では煙・粉塵の侵入や夏場の高温に対応できませんでした。そこで、水冷システムCOOLEX-M131に注目し、自由に動けるリュック式タイプを購入。導入後、背中の冷却効果は高く、作業者は快適に作業ができるようになりました。ウェアのサイズや腕の冷却については改善の余地があると感じていますが、重量は想定内で、バッテリーも長時間使用に対応可能なのが魅力です。バッテリーの追加購入や小型化、操作性の改善など、今後の製品展開に期待が集まっています。

参照元:鎌倉製作所COOLEX公式HP
https://coolex.jp/case/有限会社ミスギ-様/

作業に応じた使い分けができる

鴻池運輸株式会社 和歌山支店

高炉での鋼材補修と解体作業は高温環境で行われ、スポットクーラーでは暑さ対策が不十分でした。2018年の安全衛生展示会でCOOLEXを知り、熱中症対策として導入を検討。現場でのデモで冷却感やホースの取り回しが評価され、5月に導入を決定しました。COOLEX使用で快適感が向上し、表面温度の低下も確認。チラーは台車に置き、延長ホースや二人用分岐ホースなど、作業内容に応じて使い分けており、重機やディーゼル電車の運転手など他の作業場でも有効性が期待されています。

参照元:鎌倉製作所COOLEX公式HP
https://coolex.jp/case/鴻池運輸株式会社-和歌山支店-様/

大規模工場での冷却システム活用が可能に

富士車輌株式会社

富士車輌株式会社では、従業員の熱中症対策として、冷却システムCOOLEX®を導入し、効果的な温度管理を行っています。同社の工場は広範囲にわたるため、局所冷却装置を複数設置することで、必要なエリアでの温度管理を実現。従業員が移動するエリアに重点的に冷却ゾーンを設けることで、快適な作業環境を確保し、特に高温多湿な夏季の労働環境を向上させました。システム導入後、従業員の健康リスクが大幅に低減され、仕事の効率性もアップしています。安全性を高めるこの取り組みは、従業員のモチベーション向上にも寄与しており、企業全体での生産性向上が期待されています。

参照元:鎌倉製作所COOLEX公式HP
https://coolex.jp/case/富士車輌株式会社様 /

熱中症予防と作業効率向上への取り組み

大和ハウス工業株式会社 新潟工場

大和ハウス工業株式会社 新潟工場では、夏季の厳しい作業環境における従業員の安全対策として、冷却システムCOOLEX®を設置しました。工場内の作業ライン全体にクーリングシステムを配置し、長時間の高温作業でも従業員が快適に働ける環境を提供しています。作業エリアごとに異なる冷却強度を設定し、効率的な温度調整を実施することで、熱中症発生のリスクを抑えつつ、作業の効率向上を達成しました。また、システム導入後は従業員の健康リスクが大幅に減少し、休憩時間も最適化されています。これにより、生産ラインの稼働率が上がり、業務の安定化に大きく寄与するようになりました。

参照元:鎌倉製作所COOLEX公式HP
https://coolex.jp/case/大和ハウス工業株式会社-新潟工場-様/

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必要な場所だけ冷却できるCOOLEX-Multi-Airタイプ

引用元:鎌倉製作所【公式】YOUTUBE
(https://www.youtube.com/watch?v=E-qiC7LbQHM)

COOLEXラインナップ

多人数の工場に
導入するなら
COOLEX-Multi
COOLEX-Multi
  • 1台で複数人を同時に冷却
  • 現場に合わせた設計が可能
  • 助燃性の⼼配もない⽔冷式
適用温度 25~50℃
使用人数 1~10人(※1台あたり)
作業範囲 50~70m

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必要な場所だけ
冷却したいなら
 
COOLEX-Multi-Airタイプ
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  • 地下水+水冷式チラーで省エネを実現
  • 排熱がないため、気温上昇を抑える
  • 無駄のない適切な空調
適用温度 10~50℃
使用人数 1~2人
作業範囲 制限無し

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超酷暑の工場に
導入するなら
COOLEX-Pro
COOLEX-Pro
  • 55℃超えの酷暑でも冷却効果
  • 風を嫌う現場にも重宝される
  • IP55等級の防塵・防水チラー
適用温度 25~50℃
使用人数 1~2人
作業範囲 半径10~20m

公式HPを見る

小規模の工場に
導入するなら
COOLEX-1
COOLEX-1
  • 20cmのミニチラーを採用
  • 軽量なので持ち運びも可能
  • 他製品と同様の冷却効果
適用温度 25~50℃
使用人数 1~2人
作業範囲 半径4~8m

公式HPを見る

PUBLIC
RELATIONS
取材協力 株式会社鎌倉製作所 COOLEX事業部
独自のチラー水冷式身体冷却システム

「大空間であっても個人を十分に冷却できる」という熱中症対策の新たなソリューションとして注目を集めているのがチラー水冷式身体冷却システム「COOLEX」。7~20℃の冷水をホース通して専用ウェア内に循環させ、酷暑現場であっても防護服を着ていても作業者個人をしっかり冷却します。同時に複数人を冷却できるシリーズ「COOLEX Multi」もラインナップ。当調査チームはこの「COOLEX」に注目し、商品の詳細や実際の導入事例について取材してみました。


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