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熱中症対策は?

防爆エリアで有効な
熱中症対策は?

熱中症を予防するなら、その現場の課題をしっかり把握した上で、適切な対策をとりましょう。ここでは、防爆エリアにおける熱中症対策の課題と、おすすめの熱中症対策、実際の対策事例をご紹介します。

目次
防爆エリアで使用可能なcoolex

防爆エリアにおける熱中症対策の課題

防爆エリア
  • 防爆対応の空調機器が少ない。
  • 防護服やマスクを着用しているため、熱がこもりやすい。
  • 薬品やガスが流出するため、安易に送風ができない。

可燃性ガス・溶液を生成するプラントや、可燃性ガス・溶液を原料として扱う現場、可燃性の塗料等を使用する現場といったように、可燃性のガスや物質が存在しており、さらにそれらが周囲に流出しないよう対策が施されたエリアを「防爆エリア」と言います。防爆エリアでは、防爆対応の空調機器でないと使用することができません。

また、定期的に換気を行わなくてはならないため、 エアコンなどで空調しても室内が充分に冷えない場合があります。作業者は帯電しにくい作業着や履物を着用しなければならず、暑さ寒さで自由に調整することができません。 こうした状況下で熱中症を予防するためには、適度な休憩と水分補給を行う、体調管理を行うだけでなく、防爆対応の空調機器を導入するなど、さまざまな対応が必要です。

防爆エリアの熱中症対策で押さえておくべきポイント

防爆エリアでの熱中症対策は、作業者の安全を確保するために特に注意が必要です。まず、温度管理と換気が不可欠です。防爆仕様の冷却装置を導入し、作業エリアの温度を安全な範囲に保つよう努めましょう。冷却装置を強化することで、こもりがちな熱を外へ逃がし、作業環境を改善します。

次に、水分補給の体制強化が重要です。防爆仕様の冷水機を設置し、作業者がいつでも水分を補給できる環境を整えます。熱中症対策としては、こまめに休憩を取ることが効果的です。冷却スペースや日陰での休憩時間を確保し、体温の上昇を防ぎます。

さらに、作業服の工夫も大切なポイントです。防爆対応の通気性の良い作業着や、冷却効果のあるインナーを使用することで、体への熱負荷を軽減します。また、教育と意識向上も欠かせません。熱中症の兆候を理解し、初期症状が現れた際に迅速に対応できるよう訓練を行いましょう。これらの対策を通じて、防爆エリアでの熱中症リスクを効果的に抑制できます。

防爆エリアに向いている
熱中症対策(設備やウェア)は?

主な熱中症対策の中で、上記のような課題を抱える防爆エリアに向いている設備やウェアはどれなのか、リサーチしてみました。

種類 冷却効果 >防爆エリアに向きor不向き?
設備

全体空調・大型エアコン

20~45℃

△
  • 防爆仕様でないと使用不可
  • 送風が作業に影響を与える可能性も

ゾーン空調

20~45℃

△
  • 防爆仕様でないと使用不可
  • 送風が作業に影響を与える可能性も

スポットクーラー

25~40℃

△
  • 防爆仕様でないと使用不可
  • 送風が作業に影響を与える可能性も

ミストファン

20~40℃

△
  • 防爆仕様でないと使用不可
  • 送風が作業に影響を与える可能性も

冷風扇・冷風機

20~40℃

△
  • 防爆仕様でないと使用不可
  • 送風が作業に影響を与える可能性も

チラー水冷式身体冷却システム

25~55℃

◎
  • 防爆仕様で導入実績あり
  • 風が発生しないので作業への影響なし
ウェア

保冷材・ドライアイス付きウェア

20~55℃

○
  • 帯電防止作業服の下に着ることも可能
  • 風が発生しないので作業への影響なし

ファン付き作業服

20~40℃

△
  • 帯電防止作業服との併用が難しい
  • 送風が塗装作業に影響を与える可能性も

氷水式ウェア

20~40℃

○
  • 帯電防止作業服の下に着ることも可能
  • 風が発生しないので作業への影響なし
編集チームより
防爆対応の対策機器を選ぶべし

防爆エリアで熱中症対策を行う場合には、可燃性ガスを爆発・発火させるような火花や高温部分が生じない防爆仕様の機器を導入しなくてはなりません。とはいえ、防爆対応の機器や設備は少なく、「どれが良いか分からない…」とお悩みの現場も多いでしょう。おすすめなのが、チラー水冷式身体冷却システムです。

チラー水冷式身体冷却システムとは、チラーで作った冷水をウェア内のチューブに循環させることで、作業者個人をピンポイントに冷やせる装置のこと。 大型チラーから配管するため、バッテリーの残量や保冷剤の温度を気にせず長時間使用することが可能です。防爆エリアにでは、防爆区域外からの配管を行うことで、安心して暑熱対策を行えます。

「チラー水冷式身体冷却システム」を
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防爆エリアの熱中症対策事例

ここでは防爆エリアのある工場の中で、実際に熱中症対策に成功した例をいくつかピックアップ。チラー水冷式身体冷却システムを導入している鎌倉製作所COOLEXの事例を一部ご紹介します。

大型チラーのCOOLEX-Multiを選択

アトミクス株式会社 加須工場

塗料製造の仕込み作業において、原料を攪拌し分散を行う工程では、夏場の作業温度が40℃まで上昇。工場扇やスポットエアコンを使用するも周囲温度が暑いため、熱風がきたり風の届く範囲が限られていたりして、あまり効果を感じられませんでした。また、また防爆区域のため空調服が使用できない、保冷材冷却ベストは持続時間に問題があるなど、熱中症対策は大きな課題でした。

そこで、COOLEXを導入。機器を工場内に設置できないため、大型チラーを使うCOOLEX-Multiを選択しました。「身体が冷え作業がしやすくなった」「身体が楽になった」「汗をかくのが少なくなった」など現場でも好評。ホースでつながっていますが、作業動線の変更や他の作業場で使用していたワイヤーリールを応用するなど、現場で工夫しながら使っています。

参照元:鎌倉製作所COOLEX公式HP
https://coolex.jp/case/アトミクス株式会社-加須工場-様 /

『COOLEX』Q&A

ここでは『COOLEX』に関するよくある質問を紹介します。

Q:⼯事もできますか?

A:取付、配管、電気工事も全国で対応できます。

Q:ウェアとホースは取り外し可能ですか?

A:ワンタッチカプラを使用しているので簡単に脱着できます。また逆止弁がついているので水も漏れません。

Q:使⽤しているチラーを活⽤できますか?

A:冷却能⼒と⽔量がMultiシステムと適合すれば可能です。

Q:温度調節はできますか?

A:チラー本体で8℃~20℃まで水温調節ができます。またウェアに接続するホースで流量調節も可能です。

Q:溶接の⽕花がかかってもウェア‧ホースは問題ないですか?

A:ホースはスパッタカバーを⽤意しております。ウェアは基本的にインナーとして着⽤いただきますが、難燃ウェアもあります。

Q:メンテナンスは必要ですか?

A:ウエア、配管部、チラーを定期的に確認ください。またチラー本体はフロン法の対象機種で、年4回(3カ月に1回)の簡易点検(目視点検)が必要となります。

Q:ウェアは洗濯できますか?

A:ネットを使⽤し洗濯機で洗濯可能です。但し乾燥機は使⽤できません。

Q:冬は暖房として使えますか?

A:冷⽔⽤チラーなので冷却機能のみとなります。

引用元:鎌倉製作所COOLEX公式HP
https://coolex.jp/multi_lp/

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必要な場所だけ冷却できるCOOLEX-Multi-Airタイプ

引用元:鎌倉製作所【公式】YOUTUBE
(https://www.youtube.com/watch?v=E-qiC7LbQHM)

COOLEXラインナップ

多人数の工場に
導入するなら
COOLEX-Multi
COOLEX-Multi
  • 1台で複数人を同時に冷却
  • 現場に合わせた設計が可能
  • 助燃性の⼼配もない⽔冷式
適用温度 25~50℃
使用人数 1~10人(※1台あたり)
作業範囲 50~70m

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必要な場所だけ
冷却したいなら
 
COOLEX-Multi-Airタイプ
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  • 地下水+水冷式チラーで省エネを実現
  • 排熱がないため、気温上昇を抑える
  • 無駄のない適切な空調
適用温度 10~50℃
使用人数 1~2人
作業範囲 制限無し

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超酷暑の工場に
導入するなら
COOLEX-Pro
COOLEX-Pro
  • 55℃超えの酷暑でも冷却効果
  • 風を嫌う現場にも重宝される
  • IP55等級の防塵・防水チラー
適用温度 25~50℃
使用人数 1~2人
作業範囲 半径10~20m

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小規模の工場に
導入するなら
COOLEX-1
COOLEX-1
  • 20cmのミニチラーを採用
  • 軽量なので持ち運びも可能
  • 他製品と同様の冷却効果
適用温度 25~50℃
使用人数 1~2人
作業範囲 半径4~8m

公式HPを見る

PUBLIC
RELATIONS
取材協力 株式会社鎌倉製作所 COOLEX事業部
独自のチラー水冷式身体冷却システム

「大空間であっても個人を十分に冷却できる」という熱中症対策の新たなソリューションとして注目を集めているのがチラー水冷式身体冷却システム「COOLEX」。7~20℃の冷水をホース通して専用ウェア内に循環させ、酷暑現場であっても防護服を着ていても作業者個人をしっかり冷却します。同時に複数人を冷却できるシリーズ「COOLEX Multi」もラインナップ。当調査チームはこの「COOLEX」に注目し、商品の詳細や実際の導入事例について取材してみました。


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